こんにちは!
ヘッポコ2代目こと、新潟県の越後湯沢の「ハーブの湯」で2代目をしている伊藤陽介です。
ここでは、露天風呂の目地のはつり工事をお伝えしたいと思います。
現在、急ピッチで進めている復旧工事ですが、何と言っても、一番大変なのが露天風呂の目地の補修工事です。
・・・、そもそも、「目地」って何?感じですよね。
「はつり」も初めて聞いたぞって方がほとんどだと思いますので、用語は順にご説明していきたいと思います♪
なぜ大変かと言うと、この補修工事は、2段階に分かれており、
第一段階・・・はつり工事
第二段階・・・目地工事
と工事の種類が2種類あるために、そもそも時間が掛かるのです。
それと、ハーブの湯自慢の露店風呂なので、男女ともに広い!
なので、そもそもの工事の対象面積が広く、これも時間が掛かる要因の1つです。
更に、目視では水漏れしている箇所が分かりにくいため、複数回の補修工事を行う必要があるんです。
(岩造り露店風呂の補修工事に詳しい方、補修工事について熱く語りましょう!場所は、ここハーブの湯で(笑))
なので、復旧工事の早い段階から着手し、コツコツ作業をしていくことが重要なんです。
↑ちなみに、上の内容は先代から聞いた事をまとめただけです(笑)
実際にやってみて、その大変さが身に染みて分かってきました。
さて、第一段階であるはつり工事ですが、こんな道具を使って作業をします。
こんな専門的な工具を自分で使うことがあるとは思いませんでした。
でも、実際に使ってみると意外と楽しいんですよ、これ!
そもそも、「はつり」って何?と言う方、ご心配なく。
2代目の癖に、僕も分かりませんでした(笑)
先代から聞いた話と調べたことを踏まえて、「はつり」を一言で言うと、壁や床の表面を削ることです。
じゃあ、何をはつり工事するの?って感じですよね。
露天風呂の何を「はつる」かと言うと、露天風呂は、岩と岩を組み合わせ、岩のすき間を目地と呼ばれるモルタル(セメントのようなもんです)で埋めます。
※はつり工事をすることを、先代は「はつる」と、ナウい略語を使います。
露店風呂の目地は、風化や地震などにより亀裂が入り、その亀裂から、露天風呂のお湯が漏れてしまうのです。
ほんの少しの亀裂でも、お湯があっという間に凄い量が漏れてしまうので、びっくりです!
話が具体的じゃないから、全然伝わらないですよね。。
目地に線のような細い亀裂が2~3cm程度あるだけで、放っておくと2~3日くらいでお風呂のお湯が無くなってしまいます。
お風呂の水圧すげーって感じです。
ですので、一定期間で、亀裂を埋めたり、目地を再度やり直したりする必要があります。
そして、今回の復旧工事では、目地を再度やり直しているため、目地を「はつる」必要があるのです。
【実際の目地はこんな感じ】
※分かりにくいですが、白い部分が目地です。是非、実物を見に来てください!
ヘッポコな僕ですが、ちょっと真面目に説明しました!
先ほども言いましたが、露天風呂が広いので、しばらくは、はつる日々が続きそうです。
【先代に指示?する愛娘。】
先代に指示できるのは、お前だけだよ。これぞ、孫パワー。
新潟県 越後湯沢 鳥井原温泉
日帰り温泉施設 ハーブの湯
ヘッポコ2代目 伊藤陽介